1852 ~ 1912

明治天皇めいじてんのう

時 代
江戸~明治時代
出身地
山城国(京都府)

1867年、16才で天皇となる。翌年、五箇条の御誓文を出し、新しい国づくりの基本方針を定める。1889年、大日本帝国憲法を発布し、近代国家の基礎をつくる。

国民を思いやる天皇

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新しいタイプの天皇

これまでの天皇は、宮中に閉とじこもっていたのに対し、明治天皇は外に出て国内各地を視察してまわり、先頭に立って国づくりを行う姿勢を示しました。また、洋服を身にまとい、新しい日本の象徴の役割も果たしました。日清・日露という外国との大きな戦争を経験するのも、明治天皇が初めてでした。日清戦争中のある冬の日、側近が暖房を用意しようとすると「きびしい寒さに耐えている中国大陸の兵士を思えば、このくらいの寒さは苦労ではない」と断ったそうです。

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