北里柴三郎きたさとしばさぶろう
- 時 代
- 江戸～昭和時代
- 出身地
- 熊本藩（熊本県）
庄屋の家に生まれる。医学を学んで、ドイツの世界的細菌学者コッホのもとに留学。1889年に破傷風菌（はしょうふうきん）を発見し、翌年、血清療法（けっせいりょうほう）の開発に成功する。1914年に北里研究所を設立し、多くの弟子を育てた。
福沢諭吉からの力ぞえ
まんがは、一部おおげさな表現になっているよ。
くわしく学びたい人は、
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日本近代医学の父
北里は、留学先のドイツで大きな研究成果を上げ、世界が認める細菌学者となって帰国しました。帰国したばかりの北里は、福沢諭吉らの支えんによって伝染病研究所を開設し、そこに住みこんで、昼夜研究しました。その後は、私立北里研究所を設立し、野口英世や志賀潔（しがきよし）などの世界的な医学者を育てました。さらに、福沢諭吉の創立した慶應義塾大学に医学部をつくり、医学部長としてその発展につくしました。自らを支えんしてくれた、福沢への恩返しをしたのです。