1872 ~ 1896

樋口一葉ひぐちいちよう

時 代
明治時代
出身地
東京府(東京都)

下級役人の子として生まれる。中島歌子のもとで短歌を習うが父の死で断念。下町の生活体験を通じて、「十三夜」「たけくらべ」などの小説を書く。現在の五千円札の顔。

小説家の野望

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めずらしかった女性小説家

17才で父をなくした一葉(本名奈津)は、母と妹との3人で苦しい生活を送っていました。19才のとき、家計を支えるために、小説家になろうと決意し、半井桃水(なからいとうすい)に学びました。この時代は、女性が職業をもつことはとてもめずらしく、また、女性の職業は限られたものでした。一葉は、仕立て物、雑貨屋の仕事をしながら、熱心に小説を書き続けました。しかし、原こう料は、借金を返すとすぐになくなってしまいました。23才で名作を次々と書き、女性作家として認められましたが、結核のためわずか24才でなくなりました。

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