
中大兄皇子なかのおおえのおうじ
- 時 代
- 古墳・飛鳥時代
- 出身地
- 大和国(奈良県)
645年に中臣鎌足らと蘇我氏をたおし、「大化の改新」を行う。朝鮮半島で新羅(しらぎ)と戦っていた百済(くだら)に援軍を出すが敗れる。668年に即位して天智天皇となる。
時計をつくってみた

まんがは、一部おおげさな表現になっているよ。
くわしく学びたい人は、
本やインターネットなどで調べてみよう!
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日本で最初の水時計
中大兄皇子は、遣唐使が持ち帰った「水ばかり」(今の水準器のようなもの)を見て、「わたしもこのような立派な器械をつくってみたい」と考え、漏剋(ろうこく)という水時計づくりに挑戦しました。その姿はまるで模型づくりに夢中になる少年のようだったと伝えられています。唐でさまざまな知識を学んできた人々の協力も得て、671年にこの漏剋は完成しました。現在、6月10日は「時の記念日」になっていますが、皇子が日本で初めて水時計をつくり、時刻を知らせた日にちなんで定められたものです。