
聖武天皇しょうむてんのう
- 時 代
- 奈良時代
- 出身地
- 大和国(奈良県)
724年に天皇に即位。740年より、都を次々にかえる。乱れた国を治めようと、全国に国分寺や国分尼寺をつくる 詔(みことのり)をだす。743年、東大寺に大仏をつくる 詔をだし、752年、完成させる。
遷都せんと…?

まんがは、一部おおげさな表現になっているよ。
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仏教を厚く信仰したわけ
当時仏教は国を守る教えとして、天皇や貴族に広まっていました。特に藤原氏は、仏教を深く信仰していました。実は聖武天皇の母と夫人は藤原氏出身でした。当時天然痘(てんねんとう)がはやり、ききんで人々の生活も苦しく、貴族たちの反乱も各地で起こり、天皇の頭をなやませていました。そのため、聖武天皇も仏の力にすがろうと考えたのかもしれません。しかし、やがて聖武天皇の体の具合も悪くなり、天皇の位をゆずりました。大仏の完成式(開眼会)も、聖武天皇の体を考え、大仏がまだ完全でないときにとり行われたそうです。