行基ぎょうき
- 時 代
- 奈良時代
- 出身地
- 河内国（大阪府）
朝鮮から渡来した人の子孫。15才で僧になり、近畿地方を中心に仏教を広め、橋やため池をつくる。聖武天皇の大仏づくりに協力し、後に大僧正（だいそうじょう）という位をあたえられる。
民衆にしたわれた人気者
まんがは、一部おおげさな表現になっているよ。
くわしく学びたい人は、
本やインターネットなどで調べてみよう！
くわしく学びたい人は、
本やインターネットなどで調べてみよう！
人を集める力
当時、僧は寺院にこもって仏教の教えを説くというのが習わしでした。しかし、行基は寺にこもることなく、外に出て仏教を説きました。行基の行くところには人が集まり、49もの道場ができあがりました。こうした人を集める力は、農民をまどわし仕事を行わせないことになるとして朝廷はきびしく取りしまりました。しかし、大仏をつくることになると、朝廷はこうした行基の力をたよりました。行基は積極的にこの事業に取り組みましたが、大仏の完成を待たずになくなりました。