10~11世紀

紫式部むらさきしきぶ

時 代
平安時代
出身地
不明

越前守(えちぜんのかみ)で、歌人の藤原為時(ふじわらのためとき)のむすめ。一条天皇のきさきであった彰子(藤原道長のむすめ)に仕える。代表作には、「源氏物語」(全54巻)のほか、「紫式部日記」などがある。

口コミで広がる物語

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幼いころからの才能

紫式部の才能は小さいころから光っていたといわれています。まだ、式部が幼いとき、父の為時が式部の弟である惟規(のぶのり)に「史記」という中国の歴史書を教えていました。式部は横で聞いていたのですが、弟よりも先に覚えてしまったといわれています。それを知った父は、「この子が男の子だったら、将来きっと立派な学者になるのに・・・。」となげいたそうです。大人になった式部は、人前ではたいへんつつましく、びょうぶに書かれた詩を見ても「少しも読めません」という顔をしていたといわれています。

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